洗濯はとっくに終わっているのに中に戻ろうとすると知らず知らず涙が溢れて止まらなくなってしまう。 アイツは部屋で寝てるよね… 子供の戯れ言としてしか受け止めずに気にもしてないんだろうなぁ。 …―アイツ何か言いかけた気がしたけど、聞かなくて良かった。 更にどん底へまっしぐらだったはずだもん… 「あ…また…ひこうき雲…」 一人で空を見上げながら時間が過ぎるのを待っていた。