…―ハァ…空は青い。 洗濯物を終わらせ見上げた空は、真っ青でひこうき雲が尾っぽを作りながら消えて行った。 「…迷惑か」 自分で墓穴を掘って失恋… あたしらしいなぁ… 間抜けだよねぇ… 小学生の時の初恋以来、恋をした記憶なんてないから何年ぶりの恋が砕け散ったんだろ…? 「えーと…四年生の時以来だから……えーと…」 答えなんかすぐに出るのに頭を使いたくなくて考えるのを止めた。