「だってさ…「や…やっぱりね!!!!冗談だってば!!本気にしちゃった!!??あ…洗濯残ってるから干してくるね?」


―…言うんじゃなかった。―…聞くんじゃなかった。

ごまかすように笑って…言いたい事だけ伝えて逃げた。


洗い終わった洗濯物を出しながらアイツの言葉を思い出す。


「迷惑…思ってた通りだよ…良かった…告ったりしないで…」


手に持っていた濡れたままのタオルで顔を抑えて声を殺して泣いた。