ボスッ…― 部屋に戻ってお気に入りのクッションを殴り付けた。 (何アイツ!!!態度が違い過ぎ!!!腹立つーっ!!!!!!!) 何度も何度もクッションを怒りで殴りつけるとペシャンコになってしまった。 「ハァ…」 肩を落としため息をつくと力いっぱい壁にクッションを叩きつける。 騙されてる… パパもママもアイツに騙されたんだ… これからアイツと二人で生活しなきゃいけないのに… 「絶対に無理!!!」 視線に入ったクッションを拾い壁に叩きつけようとした時、階段を上る音が聞こえた。