グラウンド・0

そして、続けざまに力の入った言葉を続ける。

『…そんなことより、あんたらは、一体何者だ…?!』
その問いに、玲香は特に動揺する様子もなく、

『……私は如月博士がいた研究所の所長の娘よ。如月博士にはほんとの娘のように可愛がってもらったの……あなたのことも、博士から何度も聞いてたわ…』

と、笑顔を浮かべ淡々とした口調で説明する。

だが、その言葉に、悠斗は一度深いため息をし、

『…娘ねぇ。…じゃあ、ここ一年以上、連絡さえよこさなかった息子より、大事な存在だったんだろうね。』

嫌味を含んだ素っ気ない口調で、言葉を吐き捨てる。