【企】誘惑年下彼女






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「恭ちゃーん!!」


歩道橋を歩いていると俺を呼ぶ声。

振り返るとそこには制服姿の凛子がいて。


周りには凛子の友達らしきやつ3人。




『あ、おう』

なんだか照れくさくって返事が素っ気なくなる。



「だれーぇ?ってかチョーイケメンじゃん!!」

周りの子たちが騒ぎ出す。


イケメン?

あんま言われねぇんだけど。


まあいつも隣にいる哲がカッコイイから俺、引き立て役、みたいな。




「お兄ちゃんの友達の恭ちゃん。

カッコイイでしょー?」


凛子は俺の腕に抱きつく。


いやいやいや…

そんなこと、思春期の俺にやっちゃダメだよな?


ってか、カッコイイとか凛子に言われるとマジ照れしちゃうってーの。




「いいなぁー凛子。

お兄ちゃんはカッコイイし、友達もカッコイイし、イケメンだらけじゃん!!」


あの…中学生ってこんなに元気なの?

俺、そのテンションにはついていけねぇー…