『とりあえずさ、そろそろキスくらいしないとヤバイぜ? 付き合って1年経つんだから。 そろそろ凛子も我慢の限界かもよ?』 哲はそれだけ言うと彼女の教室へ行ってしまった。 ちなみに彼女も同じ高校だ。 『んなこと言われてもなぁ…』 つい独り言を呟いてしまう。 俺と凛子が付き合うようになったのは約1年前。 あのときの俺は、今まで1番頑張ったと思う。