「よしっ」 入学式の朝、空は青く澄み渡っていた 柔らかな春の暖かい日差しがふりそそいでいた 「じゃあいってきまーす」 「いってらっしゃーい」 そんな母の言葉を背に 私は入学式へとむかった うちもいよいよ先輩か・・ なんだかこそばゆい気持ちが流れ込んでくる 学校に到着するともうすでに幾つかの音が校舎からこぼれていた 「おはよー」 私はちょうどそばにいたあっちゃんに挨拶をする 「おはよ、音だししに行こう」 「いいよー」 私は楽器を組み立てると 一番お気に入りのリードをつけて 外に出た