桃川中学校吹奏楽部


私が少し泣き止んだころ

 

ハルは私をゆっくりとベッドに寝かせた

 

そしてやさしく布団をかけてこういった

 

「・・本当はお前とずっと一緒にいたいけど、俺もそろそろ部活戻らないとさすがにヤバイ。今日は部活行かずにゆっくり休んどけ。そんで保健委員が荷物もってきてるから」

 

「うん・・ありがと。」


 
じゃあな


そういって




私の頭をなでて
 

ハルは部活に戻った

 



ドアが閉まる音がして


 

また涙があふれた



ああ私は



ここまでも綾瀬晴輝という人間に愛されていたんだ


 

人を好きになる意味を知った


 

中2の春