桃川中学校吹奏楽部


私は寝ているところで


ああ、先生かなと思った


するとカーテンがあいた。


 
「優里亜っ・・」


それは練習着姿のハルだった

 
「よかったー、目覚めてた」

 
「ハルっ・・なんでっ」


「すきな女が倒れてるっつーのに外周10周なんかやってられっか!」


「・・だめじゃん」


 
「お前こそだめだ、先生がいってたぞ、ストレスだって。お前嫌がらせに耐えすぎなんだよ、なんで俺に言わなかったんだ?」


ハルの口調が少し強くなる

 

「・・なんで知ってるの?」


私がだんだん涙声になる


 
「・・秀斗から聞いた。お前は秀斗にすげー口止めしてたみたいだけど、お前が倒れたから秀斗が教えてくれた。」


 
「・・心配かけてごめんね」


私は目を見てちゃんと話そうと起き上がる

 
まだ一瞬目の前が暗くなる

 

「おっと」


ハルの肩に手があたる


「あ、ごめん」

 
「お前まだ無理すんな。今日は部活も行くな」


 
「そんな、平気だよ。大げさな」