桃川中学校吹奏楽部


栗林さんからのそんな嫌がらせはしばらく続いた

 
 
最近はすれちがいざまに


「綾瀬と別れろ」


とか


「彼女失格」


とか言って来る。


正直精神的にもまいってくる


最近食欲も落ちた気がする


夜も寝つきが悪くなった気がする


立ちくらみもそのせいかおこりやすくなった

 
「・・ほんとに優里亜大丈夫?ほんとに大丈夫?優里亜日に日につらそうだし・・」

絵梨が心配そうに声をかけてくる

 

「・・うん、大丈夫。ほんとに大丈夫だよ」

 
そう会話を交わした昼休み


 
予鈴が校舎に鳴り響き、私達は別れた

 
ハルに愛されていると分かっていても


 
どこかでじわじわとダメージを受ける心


 
伊藤にも美加にもみんなに


「もっとハルに頼ったほうがいい」っていわれるけど


 
ハルに心配をかけたくない


心配させたくない


 
「じゃあー・・14ページの3番の問題を・・赤石くん、綾瀬くん、伊藤くん、相川さん、石澤さん・・やってください」


 
私は何もいわずに席を立って黒板に向かう



そのときだった