桃川中学校吹奏楽部

「あ、さくら祭りだって」

私が指差したポスター。

 
「俺その日丁度部活休みだわ」

 

「マジで?うちは・・たぶん休みかなあ?」

 

「またふたりでいけるねっ!」


「ああ」


ねえ


綾瀬くん


だいすきだよ



だいすきだよ


世界でいちばん

 
心から愛してるよ


「あやせくん?」

 
「・・だいすきっ」


そうして私は綾瀬くんに抱きついた

 
「ちょっ・・おまっ・・」


あ、やばい

でも

かってに口が動いてた


綾瀬くんは照れながらあたしの頭をなでた。

 
「お前めずらしーこと言うな」


「ちゃんと覚えといてよっ」


「お前今日卒業式がんばったみたいじゃん」


綾瀬くんは私の手をやさしくとって


右手についたクラを支えるとできる通称『クラだこ』

をそっとなでた