桃川中学校吹奏楽部

そのあとは嘘のようにリードの調子がよかった

 
先輩たちはないていた

神本先輩は泣きながら演奏していた

 
あたしも涙で少しだけけ音符がぼやけた

「じゃあ在校生は速やかに下校・・」

先生がそういって

 
あたしたちは帰った

 
「バイバーイ」


あっちゃんと門で別れて

私は家に帰った

 
今日は春の日差しが温かくふりそそいでいた

 
やさしい春風だった

 
もうすぐこのクラスも終わり

 
さみしいな・・

 
だがしや公園の前を通る

 
遠くに見える


バスケをしている1人の少年

 
すぐにわかった

 
綾瀬くんだ

 
あたりまえか

 
あたし 彼女だもん

 
私は自転車にゆっくりとブレーキをかけると

 
「あーやせくんっ!」

そう叫んだ

すると君はこっちを向いて

「おお、卒業式おつかれ」

 
「1時半まで自宅待機でしょー、家にいなきゃ」

 
「こんないい天気の最高のバスケ日和の日にバスケしないわけにいかねーだろっ」

そうして君は笑う

 
「先生がいろいろこのへんうろうろしてるよっ」


「まじで!?やべっ」

あたしがこんな冗談とばしたり

 
こんな自然に会話ができるようになったのも


1ヶ月の時間のおかげだと思う