桃川中学校吹奏楽部

「お前、今帰ったばっかだろ。」

 
「えっ?なんでっ?」

 
「息上がりすぎ。」

 
「ちょっと聞いてよぉ!あのね!今日あおちゃんがパー練見にきて・・」

 
「お前どんだけ先生のこと嫌いなんだよ」


こんなたわいのない会話から始まって

 
お互いの部活のこととか

 
クラスのこととか いろいろ。

 
綾瀬くんと共通する点は以外と多かった。

 
「俺も携帯ほしいなー」

綾瀬くんはそういった。

 
「だってそしたらお前とメールできたりするじゃん!」

 
「そうだね。60番以内だっけ?買ってもらえるの。」

 
「そーだぜ?」

 
「ちなみにこないだの課題テストは?」

 
「109位・・やっべー。絶対無理だよな・・。俺お前ほど頭よくないし。」

 
私達の学年は230人。


まあ綾瀬くんは中の上といったところだろうか。


「バレンタインおわった1週間後には校内テストだよーっ!どーすんのっ!」

 
「ああやべえ!だってさ、信二とかも携帯持ってんだぜ?」

 
「・・・一緒に・・勉強する?」


 
あたしは思い切って言ってみた。


親には図書館行くって言っとけばなんとかなるし・・。

 
「でも校内テストって部活ありじゃん?俺とお前時間会わなくね?」
 
 
「綾瀬くんちは?別にうちからそこまで遠くないし!」


「いいけど・・チャリでおまえんちから15分はかかるぞ?」
 

「いーのっ!あたし・・数学と理科は教えられないけど、国語と英語くらいなら教えられるよ」


「お前数学やばいもんな、いつも。」


「綾瀬くんは数学だけいいんだよね。」


「まあな!課題も80点だったし!」


「平均50だったっけ?」


いつまでも


終わんない会話。


余裕で1時間弱は喋っちゃう。

 
最後に綾瀬くんはこういった。


「そーいえばさ、お前日曜午前って行ってたよな?よかったらあわねーか?2時だがし屋公園!」


・・・これって


これって・・


デートだよね・・・?