それなりにショックだった。

 
前みたいに 涙は出ないけど。

 
でも やっぱ倉本くんのことがすきなんだって


再確認。


でもね

 
なんか気持ちが不安定。

 
綾瀬くんも・・悪くないと思ってる。


すきなのかもしれない。


でも どうするの。

 
あたし。


「優里亜~今日あそぼ~!」


廊下で楽器を磨いていたら

声をかけてきたのは絵梨だった


今日は午前練習で、午後は暇だ。

 
「いいよ~どこ?」

 
「いつものショッピングモール!2時半にチャリ置き場ね!」


「うん!」

 
昼ごはんを食べて

 

私は着替えた。


そこそこのお洒落だった。


 
自転車でショッピングモールへ向かう。


 
自転車置き場に着いた。

 
絵梨はまだ来ていなかった。


嫌だなあ・・こういう待つときが一番嫌。


たまに・・変な高校生とかいるし・・


「マジでー」

 
数人の男の人の声がした。


やばい


荒れてることで有名な山井高校の人たちだ・・。

 
どんどんこっちに近づいてくる。


絵梨・・


絵梨・・


怖いよ・・


はやく来てよ・・!


高校生たちは自転車置き場にきた。


そのうち一人と目が合った。


やばい


「あれぇ?君何年生?暇なら俺たちと遊ぼうぜ」

 
「けっ・・結構ですっ・・!!」


嫌だ嫌だ怖い気持ち悪い・・


「まあーいいじゃん!君桃川の子でしょー?」


「やめてくださいっ・・!」


怖い・・


怖いよ・・


誰か・・


「すいません、こいつ俺のなんで。」


聞きなれた声がした。


ふと見ると


綾瀬くんがいた