桃川中学校吹奏楽部

私がそうつぶやくと

「えっ・・ちょまじ!?」

倉本くんは驚いた声で言った。

私はセカンドクラリネット。

セカンドのメトロは前一回先輩が落として壊れて

もう壊れるのは2回目だ。

「どーすんの・・」

まもなく先輩達がくるはずだ。

実由子も。


「しゃーねーなぁ。」


すると倉本くんは


私の腕からメトロノームを取り上げた。


「俺こー見えても体育の次に理科得意だから。」


「えっ!?」


メトロノームの中に手をつっこみ


なにやらいじりはじめる倉本君