「あなた…ファイなんですか?」


「…そうっす…ファイっす…」



レイの問いかけにファイは震える声で答える。



そうとう怖かったんだな…;



可哀想にと思って、あたしはファイを見つめる。



「そうだったんですか…怖がらせてしまってすいません。」


レイはファイに対して謝罪の言葉を述べると、剣を鞘に直した。



「わっ、分かってくれたらいいんすよ。」


レイの謝罪の言葉に調子に乗ったファイは偉そうに言う。



そんな偉そうな態度は一体どこから出てくるんだろうか…?




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