その時、ドアをノックする音が聞こえた。


「はっ、はーい!」



あたしは我に返り、ドアを開けに向かう。



ドアを開けるとそこにはレイが微笑んで立っていた。



「おはようございます。」


「おはよう、レイ!ってかもう旅の準備できたのか!?」



もうとっくに準備を終えてるレイを見たあたしは、焦り始める。



だって何も準備してねぇんだもん!!


「ちょっと待って、すぐ準備するからッ!!それまで中で待っててよ」



「いえ、さすがに女性の部屋に入るなどとは…」


「もうッ!!そんなこといいから、さっさと入る!」


あたしは遠慮するレイの背中を無理やり押して、部屋に招き入れる。




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