「まあ落ち着け、ファイ」 あたしはパニックになっているファイを宥めて、椅子に座らせる。 「何でこんなんなっちゃったのかは知らねえけど、大きくなってもファイはファイだから!」 ファイを安心させる為に明るくあたしはVサインをすると、ファイは少し落ち着いた表情に和らいでいった。 「そうっすよね…ご主人、ありがとうっす!」 元気を取り戻したファイは子供みたいにニカッとあたしに笑いかける。 カッ、カワイすぎ…! ファイのかわいさに心臓が打ち抜かれた。 .