だけど、その瞳にはほとんど生気が感じられない虚ろな瞳だった…




よく見ると、シーラの腕と足には鎖が付けられていた。


翼は純白だったのが、今じゃ灰色に染まっている。


ひでぇ…!!


あたしはそれを見て鳥籠に近づいた。


でも、鳥籠にはカギが掛けられていて、開けることができない。


くそッ…どうすれば…



鳥籠の中にいるシーラにあたしは目を向けると、シーラの赤い瞳と視線がぶつかった。



あれ?なんか最初に会った時と違う気が…




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