その頃の茜菜…


「やっぱあたし、制服でいい!!」


「いけません、茜菜様!!」


メイド達と言い争いをしていた茜菜。




「だって、やっぱ似合わないって!」


あたしは試着室に向かおうとするが、メイドがそれを妨げる。


「何をおっしゃいますか!?大変お似合いでございますよ。」



メイド達は無理やり体全体が見える鏡の前にあたしを立たせた。


そこには華やかなドレスを着たあたしが映っている。


「よくご覧になられてください。とてもお似合いでしょう?」


「そうっすよ!すっごく似合ってるっす!」


いつの間にかファイもメイド側についてあたしを褒めていた。




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