確かにそれもそうだな
改めて考えると、レイの考えは正しい。
ノエルは頭につけていたバンダナをレイの眼鏡の隣に置く。
「いいのかよ?眼鏡外しても…」
「平気です。僕はそこまで目が悪くありませんから…
ノエルもバンダナつけないつもりなんでしょう?」
「さすがにこの格好にバンダナは似合わねぇだろ…」
レイは「それもそうですね」と苦笑いを浮かべると部屋のドアに視線を向けた。
「そろそろ茜菜の所に行きましょう。たぶん僕たちを待ってると思いますよ」
レイはドアの方に歩いていく。
本当にめんどくせぇ…
ノエルは浮かない表情で、そんなレイの後を黙ってついて行った。
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