「で、何の話じゃったか?」


うーんと唸って、国王は思い出そうと、頭を捻る。


お前がいじけてるせいだろうが…!!


「500年後のために預言者ルータがパルソナを作られた、という所まで聞きました。」


レイはそんな国王の記憶に冷静に補足すると


「あぁ、そうじゃったな。」


とヒゲを触りながら納得した。


「パルソナはお前の物だ、受け取るがよい。」


国王は家来にパルソナを渡したと思ったら、それをあたしに手渡してくれた。


思った以上に重かったので、少しびっくり。


「…それでのぅ、実は世界が滅びると予言された年が…今年なのじゃ。」


あたしにパルソナを渡した後、突然、国王は深刻そうにあたし達に言う。


ふーん…って、えっ!それってかなりやべぇじゃん…;



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