城の方から大きな地響きがし、そちらに視線を移したあたし。 そこにはもう城の原型さえない瓦礫の山があった。 いや………… これが城の本当の姿なのかもしれない……─── あたしはそんなことを思いながらしばらくその瓦礫の山を見つめていた その時だった ドクンッ…!! 「くッ……!!」 突然、心臓に電流が走ったような痛みが襲い、膝をつくあたし。 そして痛む心臓の方の服を有らん限りの力で掴んだ。 なんだ、この痛み……!? 「茜菜、どうしたんですか!?」 そんなレイの声も遠く感じる。 .