‡パルソナ‡ 孤高の唄姫




天井から大理石がどんどん崩れ落ちる部屋の中を、あたしを担いだまま疾走するノエル。


部屋を出たノエルは迷いもなく階段に向かおうとしたが



「あっ、待って!!」


とあたしがノエルを止めた。


パルソナのこととライオスのことを思い出したからだ。


「なんだよ、こんな時に!!」


案の定ノエルが苛ただしげに怒鳴る。


「いいからさっさと下ろせ!!」


そんなノエルを怒鳴り返すと、あたしは無理やりノエルの腕から出て、足を引きずりながらパルソナの鞘と剣を取りに行った。


パルソナの柄を見ると、新しく透明の宝玉が埋め込まれていた。



あたしはそれを一瞥すると強く握りしめる。



あとはライオスだな



壁にもたれているライオスに目をやる。


いまだに眠ったままだ。



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