「シー…ラ…」 「フィリア、やっと会えたね。」 シーラはそのまま下降すると、フィリアの傍に座り、フィリアの手をそっと包み込んだ。 フィリアは目に溜めていた涙を堪えきれなくて、ボロボロとこぼし、嗚咽を繰り返し始めた。 「シーッ、ラッ、会いッ、会いたッ、かったッ!!」 シーラはそんなフィリアの体を自分の体に引き寄せ、宥めるように抱きしめて言った。 「私もずっとずっとずっっっと、会いたかった……!!」 シーラも涙を流し、フィリアとの再会を心から喜んでるように見えた。 .