‡パルソナ‡ 孤高の唄姫










しばらく経った頃に、光が治まった。



コロン……


フィリアの体からビー玉のような物が床に落ちる。



それは紛れもなく、あたし達が探し求めていた宝玉だった。



「これ……シーラ?」


フィリアはあたしの手を離すと、震える手でその宝玉を掴み取り、目に涙を溜めながら宝玉を強く胸に抱きしめた。



そうか……シーラが宝玉になったところを見てたんだよな…



すると、今までフィリアの黒かった翼がみるみるうちに純白に染まっていった。



それはまるで穢れを浄化していくように美しく煌びやかに輝いていた…



その様にあたしは目を大きく見開く。




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