「でも、それが茜菜らしいです。 危なくなったその時は僕も加勢しますね」 「ごめん、ありがとう…」 あたしはふと思った。 いつから二人がこんなにあたしを大事に思ってくれてたんだろう、って。 あたしはライオスの方に向き直る前に 心の中でもう一度二人に ありがとう、って言った。 .