「てめぇ、何バカなこと言ってんだよ!?
死ぬ気か?」
そう声を張り上げるノエル。
分かってるよ、それぐらい…
もうあたしの体力が限界に近づいていることも、
でも…
「あたしだって覚悟決めて言ってんだ。
大丈夫。今のあたしならライオスと対等に闘える。
あたしを、信じてくれ…」
今のあたしにはその言葉しかノエルに言えなかった。
でもあたしの決意はこの言葉よりもっと大きく、揺るぎない。
あたしはノエルの青い双眸を見据えた。
ノエルもあたしの瞳を真剣な顔つきで見つめ返している。
「茜菜…」
レイもノエルの隣に立ち、心配げな表情を浮かべる。
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