‡パルソナ‡ 孤高の唄姫




「やめてくれぇええええぇえ!!!」


シーラお嬢様が完全に光に包まれる。


すると、広間中にその光が放たれた。


まぶしすぎて、俺は思いっきり目を閉じてしまった。


光が収まり、ゆっくりと瞼(まぶた)を上げると、コロンとビー玉が落ちたような音がした。


「成功だ。」


ボスは床に落ちた透明に煌めく玉を拾うと、妖しく笑った。


シーラお嬢様はどこにもいない。


まさかあれは…シーラお嬢様!?


信じられなかった。



まさか、人があんな煌めく玉になるなんて…