「シーラお嬢様…フィリアお嬢様…」 そこに二人はいた。 ビクビク震えながら、ボスと女を見つめている。 俺は二人を助けようと床を這って行こうとした。 「おっと、ダメだよ。あっちに行っちゃあ」 そう言うと、誰かが俺の背中を踏みつけて、動かさないようにした。 くそッ…動かれへん… そうごちゃごちゃしてるうちに、ボスはシーラお嬢様に手のひらをかざした。 その手のひらから光の球体が現れ、シーラお嬢様を包んでいく。 「待……て…や…めろ…」 このままじゃ、シーラお嬢様まで消えてしまう。