昼間もあっという間に過ぎ、窓の外を覗うと辺りは闇に染まり、星が爛々と輝いていた。
「今日は娘たちの誕生日祝いのためにお集まりいただき、ありがとうございます。」
ご主人が声を張り上げて、挨拶をし始めた。
人が多すぎて、ご主人の姿はよう見えへんけど、声だけはよく聞こえる。
ご主人の挨拶を聞きながら、だんだん夢から現実へと戻っていく。
「今日はこれにて、お開きにしたいと思います。本当に今日はお集まりいただきありがとうございます」
これで終わりなんや…
名残惜しい気持ちが俺の心を支配する。
これで無事に終わり、明日からまた同じ慌ただしい時間が待ってる。
そう、信じていたんや…


