‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



「え、あぁ、はい…」


「そうよね。あなたはいつも、家で私のお守りをしてくれてるんですもの」


その声に反応し、後ろを振り返ると、デゥベル夫人が使用人と共に歩いてきていた。


「お母様!!」


シーラは俺の手を離し、デゥベル夫人のもとに駆け寄る。


「お体の方は大丈夫なんですか?」


俺もデゥベル夫人のもとに歩み寄ると、彼女はシーラの手を繋いで優しく微笑んだ。


青い瞳に銀色の艶やかな髪、そして雪のように白い肌。


二児の母親とは思えない程の美しさを持つ彼女は、まさに女神のよう。



「ありがとう、でも大丈夫よ。今日はいつもより体の調子がいいの」


「それやったらいいですけど…無理なさらんといて下さいね。」


「えぇ、分かってるわ。」



そう言って、デゥベル夫人は自力でご主人の隣に歩んでいった。