ご主人にパーティーの参加の許可をもらった俺は、ご主人達と共にこのお屋敷とは違う別荘に向かった。
俺は馬車に揺られながら、窓の景色を眺める。
透き通る青い空が、いつもより何倍も綺麗に見えたのは俺の気のせいやろか。
双子は特別に作られた白いドレスを身にまとい、髪はメイドにかわいくセットしてもらった。
はたから見れば人形のようや。
俺もご主人の言いつけで、それなりの正装を着させられた。
若干窮屈な感じはするけど…
別荘の城門の前で馬車は止まった。
俺は馬車から降りて、双子の手をつないだまま、どでかい白い城門をくぐる。
城門をくぐると、色とりどりの花が咲き誇る庭が広がっており、その真ん中に通る道が玄関の扉まで続いていた。
でかい玄関の扉を前にした俺は、呆然とそれを見据える。
「君はここに来るのは初めてだったかな?」
そんな俺を見てか、ご主人が俺にそう声をかけてきた。


