******** 「う……ん?」 ゆっくりとまぶたを上げる。 ぼやけてる視界に入ったのは、きれいなアンチーク的な天井。 顔だけ少し起こすと、俺は高級そうなふかふかのベッドに寝かされていた。 さっきまでいた森の中の冷たさとは裏腹に、ここは何もかもを優しく包み込むような温かさを感じた。 「どこやねん、ここ…?」 でも、俺はこの状況に戸惑いを隠せないでいた。