原因は、なんやろな…
原因も知らんと捨てられた俺もどうかと思うけど、
それにしてもひどすぎる。
雨が追い打ちをかけるかのように、倒れてる俺の体に降り注ぐ。
俺は視界がぼやける中、自分の手のひらを見つめた。
なんで俺は生まれてきたんやろ…
ここまで不幸やと、俺を苦しませるために神様が生かせてるとしか思われへん。
「俺って、捨てられてばっかやな…」
最後は自嘲気味に笑うと、俺の視界は黒く染まった。
その時に女の子の声が聞こえたような気がしたけど、気のせいやろうな。
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