「ご…しゅ…じん…」 「ファイ、お疲れ。もう休んでいいよ」 あたしはファイに微笑みかけると、ファイの体が青い光となって、宝玉の中へ戻っていったのが直感的に分かった。 その直前のファイの顔がとても申し訳なさそうな顔をしていた。 ありがとう、ファイ。 あたしは両手をギュッと握りしめると、ゆっくりと立ち上がった。 今、ここで頼れるのは あたしだけ…