‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



そして、ノエルは雄叫びを上げると、ライオスに向かって走りだした。



ライオスは感情のない顔でノエルを見据えながら、光を集めて出来た鎌を手に持つと、急に姿を消した。


「どこだ!?」


ノエルは急に消えたライオスを探して、剣を構えながら辺りをきょろきょろ見回す。



あたしはやっと飛ばされた剣を手に取ると、立ち上がり、ノエルと同様に剣を構えた。



すると、ノエルの後ろに風のようにライオスが現れると、鎌を大きく振り上げた。


それにノエルは気づいてない。


「ノエル!!」


だめだ、間に合わない!!


そう思った時、



「ノエル、伏せなさい!!」


レイの声が飛び、ノエルは頭を伏せた。