あたしは体が吹っ飛ばないように剣を床にぶっさしたけど、
それでも剣が後ろにひかれていく。
このままじゃ、吹っ飛ばされる!!
そう思った時…
「ご主人!!こっちへ」
風に打たれながらも、あたしはファイの方を目を細めながら見ると、手を差しのべられてることがわかった。
あたしはその手を掴むと、ファイはあたしを自分のところに引き寄せた。
それと同時に剣は、後ろに飛ばされて、がしゃ、がしゃという剣が床や壁に当たる音があたしの耳に入った。
「たっ、助かった…；ありがとう、ファイ。」
「当然のことをしたまでっす！」
ファイは少し胸を張って、なぜか自慢げに言う。
まぁ、これがファイなんだけどな
