すると、爆発によって出来た黒い煙の中から鋭いとげみたいなのが、あたし達に襲いかかってきた。 あたしはそれを剣で切ったり、避けたりして、なんとか無傷だった。 床に落ちたとがったものを見ると、それはライオスの黒い羽根。 「みんな、けがないか!?」 あたしは心配になって尋ねると、 「こんなんでけがするかよ!」 とノエル。 「僕も大丈夫です!」 とレイ。 「平気っす!」 とファイが答えてくれた。 みんなの元気そうな声に少し安心した。 だが、今度は突風があたし達に襲いかかってきた。