ライオスは一人ずつ顔を確認すると、指を二回鳴らした。 すると、ギギィーときしむ音を出して、扉が開いた。 城の中に入ると、真正面の大きな階段とこれまた大きなシャンデリアが目に入った。 「こっちや。」 ライオスは大きな階段の方を指さした。 「うん。」 あたし達はライオスの言われたとおり階段を上った。 階段を上がると、右と左に道が分かれていた。 「今度はこっちや。」 次は右の道をライオスは指さすと、あたし達は右の道の方に進んでいった。