「あかん!」 ライオスがノエルの手を取るのと同時に、その花は口を開いて噛みつこうとした。 「これは人食い花や。ここら辺はほとんどそればっかやから、ここからは離れた方がええで」 ノエルは青い顔をして、何回も頷いた。 ここで作ってたのかよ! あたしは心の中でそう突っ込むと、ライオスは城の方を向いた。 「そろそろ行こか。」 あたし達はライオスの言葉で、城の中に向かうことにした。 こん中にシーラと死神がいるんだよな 気引き締めないと!