なんだよ、あいつ…



ノエルに若干違和感を感じたものの、あたしは黙ってついて行く。




その頃、レイはさっきのノエルの笑いを見て、すごく驚いていた。



あの人があんなに笑ったのなんか初めて見ました…



やっぱり茜菜には隠された魅力があるのかもしれませんね…



レイは茜菜の後ろ姿を見て、改めてすごい人だと思った。





森の奥深くに入ると、鳥の鳴き声やら獣の鳴き声やらが聞こえて、すごくうるさかった。



「やっと見えてきたで!」



ライオスはいつも以上に大声を上げて、あたし達に言った。