「なぁ… このつり橋、急に壊れねぇよな?」 あたしは今まさしく、つり橋を渡ってるところ なんだけど… なんでこんなにボロボロなんだーーー! 心の中で叫ぶあたしを差し置いて、みんなはすたすたと歩いている。 「ファイ、怖くないのか?」 あたしはせめてファイだけでも同意を求めようとして、声をかけた。