「私に逆らう気か?」 その目には人を威圧できるほどの目力があった。 その威圧にクルーエルの体がびくつき、 「…いえ…何も…」 と言って、体をひっこめた。 すると、ボスは優しい笑みに顔を変え、クルーエルを見たあと、水晶の中の茜菜の屈託のない笑顔を見つめた。 「会えるのを楽しみにしてるよ… 茜菜…」