「ファイがまだ来てないんだ。」 「はぁー!あのチビ、何やってるんだよ。」 「あたし、ちょっと呼んでくる!」 あたしはそう言って、ファイの所に向かった。 そういえば、さっきから様子がおかしかったな。 「ファイ、どうした?どっか悪いのか?」 あたしはファイの顔を覗き込んだ。 ファイの顔色が異様に悪い気がする。 「風邪でもひいたのか?」 あたしはファイのおでこに触れた。 けど、熱はなさそうだ。