‡パルソナ‡ 孤高の唄姫



あたしは次の日の早朝に目を覚ました。


頭だけ窓の方に動かすと、朝の光を受けて、金色に輝いてるノエルがいた。


「…おはよう。ノエル」


すると、ノエルはびっくりしたようにこちらに目を向けた。



最初は目を見開いてたけど、バカにしたような顔で


「寝すぎだ、バーカ…」


と言った。


けど、あたしには少し安心したような顔に見えたのは気のせいか?



そして、ノエルの話によると、あたしは丸1日寝てたらしい。


でも、そのおかげで目はぱっちり覚めたし、クマもキレイさっぱり消えていた。


「茜菜、ふっかーつ!!」


あたしは久しぶりの外にテンションが上がる。


あぁ、太陽がまぶしいぜ。


あたしはギラギラ輝いている太陽に手をかざしながら、空を眺めた。