「ノエル。」 「んっ、なんだよ?」 「あたし、頑張るな。」 「何を?」 「秘密…」 「…何だそれ。」 あたしはノエルにそう言うと、いつの間にか夢の中に墜ちていった。 「ノエル!さっきのおにぎりどうだったっすか?」 茜菜が眠りにおちてからしばらくすると、ファイが扉を開けて、ひょっこりと顔を覗かせた。 「しょっぱいだとよ。」 「やっぱそうっすよね。あんなに塩、入れたんすから。」 .