ハートレス… 新世界を創る選ばれた存在… 何なんだ、一体! おまけにあたしの過去を勝手に見やがって!! 「ていうことは…あの事件も"あの人"の事も全部知られたっていうことか…」 そういえば… 「ノエル、あんなに騒がしかったのによく寝られたな…」 あたしはまだぐっすり眠ってるノエルを呆れた目で見つめた。 「はぁ…」 とため息をつくと、ノエルに布団を掛けてやった。 すると、マリスが最後に囁いた言葉を思い出して、自分の体を腕で抱きしめた。