あたしは目が合ったことで少しどきりとした。


すごいきれいな青瞳だなぁ…


深海みたいに濃い色をしている。


そう思ってたら、


「あーーー!!てめぇ〜よくもさっきは…」


金髪の美形君はあたしを見るなり、すごい形相でこっちに向かってきた。


「ちょっ、はっ、えっ、何!?」


あたしは訳が分からず、あたふたする。


あたしなんかした!?じろじろ見てたのが気に障ったとか…


「止めなさい、ノエル。
この方に悪気はないのですから」


レイと呼ばれる美形君はノエルと呼ばれる美形君からあたしを優しくかばってくれた。


まさに紳士だな…


あたしはそんなレイを感心した目で見つめた。


そんなこと思ってる場合じゃねぇけど…


「どこが悪気がないんだよ!!レイも見ただろ!

こいつが俺の上に落ちてきたのをよ!」


あたしは他人ごとのように呑気にしていると、あたしを指さしてノエルは怒りを露わにしてわめきだした。



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